畳に良い悪いなんて、あるんですか?
和室の畳なんて、畳があるのは分かるけど、違いなんて畳縁(たたみべり)の色の違いぐらいしか感じて無いのが普通の感覚ですよね。
畳材料を20年以上扱ってきて、何万枚と畳表を見てきた私は、旅館の畳、飲食店の畳、お寺の畳、友達の家の畳など常に敷いてある畳が気になってしょうがないです。(^o^)
そして、
「ここの旅館は結構良い畳を敷いているな。」
「ここのお寺、どこの畳屋さんが作ったんやろ?」
「新築なのに悪い畳入れてるな。」
など日頃気になってます。職業病ですね。
ズバリ!言いますと、畳には品質に大きな差があります。
畳表の材料代は、安物と高級品の差はナント10倍以上の差があります。
安物と高級品の価格差を決めるのは、もちろん品質です。
品質の差はどこからくるのか?
- イ草は毎年収穫されますが、品質が悪い年がある。
- イ草を育てる農家によって、イ草の品質に大きな差
- イ草の品種によって長持ちするものと、ただ見た目が綺麗なものがある
- イ草から畳表として製造する時の作り手の性格による品質の差。
イ草は毎年収穫されますが、品質が悪い年がある
イ草は農産物だけに天候に左右されることも多く品質に大きな影響があります。
イ草は12月の寒い時期に植え付け7月に収穫します。
梅雨時期に雨が降ると一気にイ草は伸び畳に使える長さになります。
ただ、雨が思うように降らず、空梅雨になるとイ草は十分に伸びずイ草の品質を低下させます。
十分伸びず短いイ草は、根の部分は白く先は茶色になり、畳表に仕上げたとき両端が白い部分と茶色の部分が入り混じった美しくない畳になります。
このような畳表は、賃貸アパートやホームセンターの上敷き用になります。
本当に品質が良いイ草が収穫された年に何年分も仕入れる畳屋さんもいます。
わざと1〜2年倉庫で寝かしてからでないと使用しな畳店もいてます。
新しいイ草が良いとは限らないのです。
育てる農家によってイ草の品質に大きな差がある
機械が進んで人の手を借りることも少なくなった農業とはいえ、イ草も手をかけてあげなければ健康に育ちません。
しかるべきタイミングで肥料をあたえ農薬も適度に与えてなければ、美しいイ草になりません。
イ草は長ければで良いというものではなく、身が充実して黒い部分がないものが良いとされています。
そのように育てるにはズボラな性格では無理です。
イ草の品種によって長持ちするものと、ただ見た目が綺麗なものがある
イ草に何種類か品種改良されたものがあります。
それぞれ特徴があり、地域によって好みが分かれます。
また畳店によって好みが違います。
そうなんです。地域や畳店よって使っている畳表が違うんですよ。
イ草から畳表として製造するとき、作り手の性格によって品質に大きな差がある。
品質の良いイ草を使っているからと言ってもイ草から畳表にするには、織機を使って製織せねばなりません。
これがまた作り手の性格がでます。
良いイ草を使っているのに、畳表の目がガタガタで美しくない畳表を何枚も見てきました。
このような畳表は、入札において安い値段でしか売れません。
また産地問屋は目が肥えていますし、農家の性格や地域に実情に詳しいので、このような畳表は仕入れません。
産地以外から来て、農家の情報もなく入札する消費地の業者は、本当の品質を知らずに仕入れます。
イ草の品質、製織技術の差、などが畳表の価格の差になり、それば畳の値段の差になります。
【本日のお客様事例】
【畳を敷く前】
【畳を敷いたあと】
お客様の感想
お世話になっております。
畳は無事に到着して、部屋にもぴったり収まりました。有難うございます。
使用材料
天然い草 無着色
お部屋の広さ
2240mm×2230mm×15mm
畳のサイズ
746mm×743mm×15mmの畳が9枚
ご住所
使用目的
フローリングの上に畳をピッタリサイズに製作
費用
59486円(税、送料込み)
畳をお考えのお客様へ
「畳を手軽に洋室に敷きたい」、
「だけど粗末なものはイヤ。」
と考えているお客様ならお力になれると思います。
是非お気軽にお問合わせください。
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