フローリングの部屋に畳を敷いて寝たいと考えているお客様の悩みで多いのは
- 畳がほしいけど、近所で販売しているお店が無い。
- ホームセンターの畳はどうもイメージが違う。
- 実家の和室のような畳を手に入れたい。
近所で販売しているお店と言えば、畳屋さんになります。
ただ、畳店経営者の高齢化で洋間に敷く畳の相談ができる雰囲気ではなかったり、都会においては廃業が多く店舗が無いのが現状です。
畳店が作る畳とホームセンターで販売されている置き畳の違い。
それはイ草の選び方と材料です。
イ草は農産物ですので、作る場所、生産農家、出来不出来があります。
長いイ草で実が充実しているものが良いとされています。
ただ、イ草は長けれが良いというものではなく、色艶はもちろん見た目も大事になります。
長いイ草の真ん中あたりが、色もよく充実しています。
短く貧素なイ草もありますし、色の悪いイ草は緑色に染めて使う場合もあります。
一般的な畳とは
一般的な住宅に使用する畳は、畳表に使うイ草の長さを一定の長さ以上のものを使用します。ランクに応じてイ草の長さや打ち込み本数を多くしています。
芯材にインシュレーションボードを使っています。
現在では生産される畳の90%以上がこの芯材を使用しています。
藁(わら)は,
気密性の高い現在の住宅には合わないためです。
気密性が高い住宅ですと、昔の住宅のような通気性が無いため、ダニ・カビの発生の恐れがあります。
藁(わら)を使った畳を使用しているお寺などの木造建築は、隙間風が床の下から通るような建物になっています。
ホームセンターで見かける畳とは
ホームセンターで見かける置き畳の多くは、畳表に使うイ草の長さが短いものが多く、芯材に不織布を使用しています。
厚みのある不織布と畳表を畳縁と一緒にミシンで縫い付ける加工です。
畳というよりは、マットのような感じですね。
感触は柔らかく、軽量で良いのですが、柔らかすぎるためイ草が折れやすい傾向があります。
イ草の長さ違いによる畳表面
短いイ草の畳表
短いイ草で製織された畳表は、両端がイ草の根っこ部分と先の茶色部分が混ざり合い、見栄えも悪く耐久性も劣ります。
賃貸アパートなど、取り替えるサイクルが多い住居に多く使われます。
平均的な畳表
一般的な住宅に使われる畳は、イ草の中でも中間以上になります。畳の両端も落ち着いた感じです。
戸建て住宅、高級分譲マンションなど
高級品タイプの畳表
長く品質の良いイ草の真ん中部分だけを使用して製織された畳表は、両端まで綺麗に美しく耐久性に優れています。
高級住宅、お寺など。
もっと短いイ草は
上記のようなタイプにはまらない短いイ草は、民芸品やゴザ、そしてホームセンター用の置き畳になります。
多くのお客様が、畳に種類があることを聞いて驚かれます。
畳はなんでも同じ。種類があることすら想像していない方がほどんどです。
まとめ
近所に畳店があれば、もっと詳しく教えてもらえますよ。
材料をいろいろ見せてくれるし、畳屋さんのこだわりもそれぞれ違います。
きっと丁寧に説明してくれると思います。
そして品質の良い畳を敷いたとき満足されるでしょう。