畳に白・緑・黒の斑点を見つけても、慌てなくて大丈夫です。カビは湿気の多い時期によくあるトラブルで、軽いものなら自宅で対処できます。この記事では、やってはいけないこと、準備するもの、カビ取りの手順、そして再発を防ぐ方法を紹介します。
やってはいけないこと
つい、やってしまいがちな行動が、カビを悪化させることがあります。次のことは避けてください。
- 濡れた雑巾で拭かない。水分が畳にしみ込み、カビがさらに育つ原因になります。
- 最初に掃除機をかけない。カビの胞子を吸い上げ、部屋中に撒き散らしてしまいます。
- 塩素系漂白剤を使わない。畳が変色し、傷みます。
準備するもの
- 消毒用エタノール(濃度70〜80%)をスプレーボトルに入れたもの
- 古い歯ブラシなどの小さなブラシ
- 乾いた布またはキッチンペーパー
- マスクとゴム手袋
安全のために:エタノールは引火性があります。作業中は火気や熱源から離してください。

畳のカビ取り手順
ステップ1:窓を開けてエタノールをスプレーする
マスクと手袋を着け、窓を開けて空気を入れ替えます。カビの部分にエタノールをスプレーし、約15分置きます。(畳の色が心配な場合は、目立たない場所で先に試してください。)

ステップ2:カビをやさしくブラシで落とす
歯ブラシで、カビを軽くはらい落とします。必ず畳の目(イ草の向き)に沿って動かしてください。強くこすると表面を傷めるので、やさしく行います。

ステップ3:エタノールで拭き取る
布にエタノールを少しだけ含ませ、同じく畳の目に沿って拭きます。使った布は、胞子が広がらないよう、そのまま袋に入れて捨ててください。
ステップ4:畳を完全に乾かす
窓を開けたまま、または扇風機やエアコンの除湿(ドライ)機能を使い、畳をしっかり乾かします。乾燥は、掃除と同じくらい大切です。
カビが黒い場合
黒カビは畳の内部まで根を張っていることが多く、エタノールだけでは取れない場合があります。強くこすっても、表面がすり減るだけです。汚れが改善しない場合や広い範囲に広がっている場合は、次の方法をおすすめします。
- 畳の専門クリーニング
- 表替え(畳表=表面のござを新しく張り替えること)
カビの再発を防ぐには
- こまめに換気する。部屋の湿度は60%以下が目安です。雨の日は除湿機を使いましょう。
- 布団やカーペットを敷きっぱなしにしない。定期的に持ち上げて、下に空気を通します。
- 畳の目に沿って掃除機をかける。ホコリや皮脂は、カビのエサになります。取り除けば、カビが育ちにくくなります。
