畳にカビが生えてしまったら?ご家庭でできる正しい対処法と予防のポイント
「大切に使っている畳にカビが生えてしまった!」 特に湿気の多い季節や、家具を動かしたタイミングで気づき、驚かれるお客様も少なくありません。
しかし、初期段階のカビであれば、ご家庭にあるもので適切に対処することが可能です。本記事では、畳を傷めずにカビを撃退する正しいお掃除方法と、やってはいけないNG行動、そしてカビを予防するコツをご紹介します。
🚨 まず確認!やってはいけない3つのNG行動
カビを発見して慌ててお掃除をする前に、以下の3つは「絶対に避けて」ください。かえってカビを広げたり、畳を傷めたりする原因になります。
- 水拭きをする カビは水分を栄養にしてさらに繁殖してしまいます。濡れ雑巾での拭き取りは厳禁です。
- いきなり掃除機をかける 表面のパウダー状の胞子を吸い込むと、掃除機の排気口から部屋中にカビの胞子をまき散らすことになります。
- 塩素系漂白剤(カビキラーなど)を使う 畳の色が抜けたり、素材自体が傷んでボロボロになってしまうため使用できません。
🧹 準備するもの(青カビ・白カビなどの軽度な場合)
- 消毒用エタノール(濃度70〜80%が最適です)
- スプレーボトル(エタノールを入れる用)
- 使い古した歯ブラシ(または柔らかめの小ブラシ)
- 乾いた雑巾(またはキッチンペーパー)数枚
- マスク・ゴム手袋(カビの胞子を吸い込まないための必須アイテムです)
✨ 畳のカビを取る4つのステップ
準備ができたら、必ず窓を開けて部屋の換気をしながら作業を始めましょう。
ステップ1:エタノールをカビに吹き付ける
スプレーボトルに入れた消毒用エタノールを、カビが生えている部分にたっぷりと吹き付けます。そのまま約15分ほど放置し、アルコールの力でカビの菌をしっかり死滅させます。
ステップ2:畳の目に沿って優しくかき出す
カビが浮いてきたら、使い古した歯ブラシなどを使って、「畳の目に沿って」優しくなぞるようにカビをかき出します。ゴシゴシと強く擦ると畳が傷むため、優しく撫でるのがポイントです。
ステップ3:エタノールで拭き取る
乾いた雑巾やキッチンペーパーにエタノールを少量吹き付け、かき出した汚れを畳の目に沿って綺麗に拭き取ります。使用した雑巾やペーパーは、菌が移らないようすぐにビニール袋に入れて捨ててください。
ステップ4:完全に乾燥させる
拭き取りが終わったら、窓を開けたままにするか、扇風機やエアコンのドライ機能(除湿)を活用して、畳をしっかりと乾燥させます。水分が残っていると再発の原因になるため、念入りに乾かしましょう。
⚠️ エタノールで落ちない「黒カビ」の場合
奥まで根を張ってしまった重度の「黒カビ」の場合、上記の方法では黒ずみが落ちきらないことがあります。無理に擦ると畳の表面が擦り切れてしまうため、何度かエタノール処理をしても改善しない場合や、広範囲に広がってしまった場合は、専門業者によるクリーニングや、畳の張り替え(表替え)をご検討ください。
🌱 カビを再発させないための3つの予防法
カビは「温度」「湿度」「栄養(ホコリなど)」の条件が揃うと発生します。日頃から以下のポイントを意識して、快適な和室を保ちましょう。
- こまめな換気で湿気を逃がす 湿度が60%を超えるとカビが発生しやすくなります。天気の良い日は窓を開け、雨の日はエアコンの除湿機能を活用しましょう。
- 布団やカーペットの「敷きっぱなし」を避ける 畳の上に万年床をしたり、上からカーペットやラグを敷き詰めたりすると、湿気の逃げ場がなくなりカビの温床になります。定期的に上げて風を通してください。
- 畳の目に沿って定期的に掃除機をかける カビの栄養源となるフケ、皮脂、ホコリを取り除くことが大切です。畳の目に沿って、ゆっくりと丁寧に掃除機をかけましょう。
【ご相談はお気軽に】 もし「カビ跡がどうしても消えない」「長年使っているので、これを機に新しい畳(い草・和紙・樹脂など)に張り替えたい」といったお悩みがございましたら、いつでも当店までお気軽にご相談ください。お客様のライフスタイルに合わせた最適なご提案をさせていただきます。

