天然イ草は、従来からある畳ですので特に説明は必要ありませんね。
では、新素材の畳表とは、何でしょうか?
ここ10年くらい前からイ草の以外の畳が増えて来ています。
イ草以外の畳の主な素材は、樹脂で作ったものと和紙をこよりにして作ったものが主流です。
樹脂で作れらた畳の代表的なものは、積水成型工業が製造する美草「MIGUSA」です。他にもメーカーはありますが、弊社が取扱が多い素材です。
和紙で作られた畳表は、大建工業が製造する清流や銀白という名前の畳表になります。一部、中国から類似品が輸入されていますが、日本国内で製造するのは一社だけです。
新素材の畳表の特徴としては、
- カラーが豊富
- ダニ・カビの発生原因となる栄養素が無い
- 日焼けによる変色が無い
- 汚れにくい(醤油をこぼしても拭き取ればOK)
などです。
イ草の香りが好きというお客様が多いですが、残念ながら新素材の畳表には香りはありません。
どちらかというと機能重視です。
- アトピーやアレルギーが気になる
- 湿度が高い地域なのでカビが心配
- インテリアに合わせたカラーがほしい
このような場合は新素材はオススメです。
イ草の良いところは、こんな感じですね。
- イ草の香り
- 天然素材
- 経年劣化を楽しむ(数年すると緑色から黄金色に)
- 日本独特の文化
- なぜか落ち着く
- 子供の勉強に集中力が出るという研究結果あり
お客様の多くにダニ・カビを心配され、ご相談を受けることがあります。
確かに天然イ草はカビが発生することがあります。
特に梅雨時期など心配です。
ただ、天然イ草にカビが発生する状況は限られています。
特に多い原因は
- 布団を敷きっぱなしで何日も放置し
- 湿度の多い山の中や海の近く
- 日当たりが悪く締め切ったまま、あまり使わない部屋。
毎日ふとんは畳んで、通常のお掃除と適度な換気をしていれば、カビが発生することは、まずありません。