畳には、通常、自然素材であるイ草が使われています。
イ草の香りが好きな日本人は、本当に多いです。和室の畳は、日本固有の文化だと言えると思います。
ただ、イ草の畳には、弱点があります。この弱点が、別荘で畳を使用する上で問題になります。
特に下記のような条件の部屋が、イ草の畳は苦手です。
- あまり使わない締め切った部屋
- 湿度の高い地域(山間、海沿い)にある部屋
- 掃除しない、布団敷きっぱなし
- 日当たりが良すぎる部屋
- 床暖房の入っている部屋
上記のような条件に一番当てはまりやすいのが、別荘ですね。
毎日住んでいる訳じゃないので、換気は多くて月一回だったり、山間、海沿いに立地していたり。
あまり使わない締め切った部屋
いつも留守がちで部屋の換気をほとんどすることが無い部屋に畳を敷いた場合、高い確率でイ草にカビが発生します。
新しい畳の場合、イ草の中には水分が豊富に含まれています。特に今のような梅雨の時期に、部屋を締め切っていますと湿度が高くなりカビが発生します。黒カビが畳に発生しますと、拭き取っても取れません。
湿度の高い地域(山間、海沿い)にある部屋
イ草に調湿機能があると言っても、湿度が高い地域ですとイ草の調湿機能の限界を超えカビが発生することがあります。ただ、適度に換気をし、通常のお掃除をしていればイ草にカビが発生することはありません。
畳を新調して2〜3年は、気をつけてほしいところです。
掃除しない、布団敷きっぱなし
人間の寝汗は、毎晩コップ一杯ほどと聞いたことはありませんか?
布団を敷きっぱなしにしていれば、布団と畳の間に湿気が溜まり、敷きっぱなしですと逃げ場がありません。
当然、カビの発生が・・・。こまめに布団は畳んで掃除をしましょう。
日当たりが良すぎる部屋
イ草は、最初は緑色ですが、日に日に黄金色に変色してきます。
日当たりが良いと変色が早くなります。
また、イ草も乾燥して弱くなるのが早くなります。
カーテンなどで遮光していただくことをオススメします。
床暖房の入っている部屋
床暖房の入っているフローリングの熱で、イ草が乾燥してしまいます。乾燥によってイ草が枯れてしまったような状態になり、表皮がボロボロになることがあります。冬の時期は、床暖房とともに加湿器を使用していただくことで、イ草の調湿機能が効いて長持ちします。
イ草畳の弱点を克服した素材
従来の天然イ草以外に、新素材の畳表が多く登場しています。
特徴は、ダニ・カビの栄養素となるものがありませんし、日焼けによる変色もほとんどありません。
その中にでも積水成型工業の製造するセキスイ美草(MIGUSA)と大建工業の和紙表が人気があります。
セキスイ美草(MIGUSA)
樹脂をイ草に見立てて、一本一本を通常の畳表と同様に織機で織った畳表です。
肌触りも見た目も天然イ草と比べて遜色ありません。
豊富な色を揃えており、インテリアに合わせて畳の色をコーディネートできます。
和紙表
和紙をこより状にして撥水コーティングしています。
和紙を素材にしていますが、液体を弾き汚れに強いです。
こちらもカビの発生や変色の心配は、ほとんどありません。色も豊富にあります。
お客様からのお便り
今回ご注文いただいたお客様のお部屋です。
暖炉があるお部屋ですね。
【お客様の声】
薪ストーブを焚く冬場には、もう少し手前に
敷きます。
弊社の畳は、裏面に滑り止めが付いています。
フローリングの上で使用しても、滑り止めがしっかり効いて動くことはありません。
畳表の種類
清流(和紙表) グリーン
畳のサイズ
990mm×990mm×11mm 4枚
お客様の地域
栃木県那須塩原市
リフォーム内容
フローリングの上に畳スペースを作る
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