イグサは農産物。すべてが均一ではありません。
イ草は140cmくらいの長さになり、畳に使用されるのは中心部分の90cm〜110cmの部分になります。
イ草の根は白く、先は茶色がかっています。
中心部分は濃い緑色で、中身は綿のようになっています。
イ草の品質に大きく関わる点
- 綿の充実具合
- 緑色が一本一本が均一である
緑色が部分的に黒くなっているイ草もあり、畳にしたあと日焼けすると黒く変色し畳がまだら模様日焼けすることもあります。
高級なイ草とは
- 長い
- 色が均一
- 身が充実している
高級なイ草を使用することで、最大サイズの畳を製作しても根の部分の白さは気になりません。
安いイ草とは
- 短い
- 色が黒い部分がある
- 根の白い部分が多く、緑色の部分が少ない。
- 先が茶色
- 細い
短いイ草を使用すると根の部分や先の部分が畳の表面に出やすい。
日焼けも綺麗に黄金色にならずまだら模様になりやすい。
ですから価格が安いのです。
畳は納入時点で青々しているので、どのグレードの畳でも基本的には美しく感じます。
高級なイ草の用途
- 寺社仏閣
- 高級住宅
- 注文住宅
普及品のイ草の用途
- 一般住宅
- 分譲マンション
短いイ草の用途
- 賃貸住宅
- イ草座布団
- イ草雑貨
短い草は賃貸アパートなど回転の早い畳に使用されます。
3ヶ月もすると日焼けによる変色が始まり価格差以上に見た目が変わります。
短い草の畳では、10年も20年も畳を使用する一般家庭では耐久性が持たないのです。
用途によって畳のグレードを畳屋さんと相談していただきたいです。
置き畳の厚み15mmで製作する場合、最大1000mmまで製作が可能です。
最大するのこと得られるメリット・デメリットは以下になります。
置き畳を最大サイズで製作するメリット
メリット
- 枚数を減らすことができ、コストが下がります。
- 寸法を間違えても修正する枚数が少なくて済む。
デメリット
-
- 畳が少し長方形で大きくなります。
- い草の端から端まで使用しますので、少し白い根の部分が畳の端に入ります。
(日焼けして畳が黄金色に変わると目立たなくなります。
畳を小さく製作する程、い草の真ん中辺りの身が充実した部分を使いますので、綺麗な畳に仕上がります。
枚数が増える分、金額が若干高くなります。
弊社では一番長いイグサを使用しておりますので、最大サイズで製作しても極端に白くなることはありません。
ただ、やはりイ長いグサの真ん中部分だけを贅沢に使用すると美しい畳に仕上がります。
今回のお客様からご連絡いただいたサイズは2090mm×2000mm
置き畳を6枚で作る方法と9枚で作る方法が部屋の広さによって2通りあります
畳6枚で製作する方法
最大サイズの1000mmで製作すれば 696mm×1000mm×15mmの畳が6枚になります。
お見積金額は
合計 42574円(税、送料込み)
畳9枚で製作する方法
9枚で製作した場合は、696mm×666mm×15mmの畳が9枚になります。
ほぼ正方形です。
しかも140cmあるイグサの真中部分70cmの身の詰まった最高の箇所を使います。
お客様は最終的に9枚を選択されました。
畳目の方向を互い違いに製作した市松敷きの置き畳です。
置き畳9枚を選択されたお客様の感想
この度は素敵な畳を作って頂きありがとうございました。
サイズもぴったりで大変気に入って使っております。
使用材料
天然イ草 無着色
お部屋の広さ
2090mm×2000mm×15mm
畳のサイズ
696mm×666mm×15mmの畳が9枚
ご住所
東京都中野区
使用目的
フローリングに畳を敷く
費用
59486円(税、送料込み)
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